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治療症例集

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出っ歯が気になる(上顎前突症)

歯が出てしまう原因は歯の傾斜だけの時と、上と下の顎の骨格の位置関係した原因の大きく2つがあります。下顎の骨の後退(下顎が小さい)と上顎の骨が前方に位置しているかのいずれか、もしくは両方が見られます。
治療開始の時期により使用する装置が異なります。成長期の段階であれば上顎の骨成長を抑制したいときにはヘッドギアを在宅時に使用してもらいます。下顎の骨の成長を促進したいときは顎機能装置を使用していただきます。永久歯の生えそろった段階からの矯正治療は多くの場合が前歯を後ろに移動したので、マルチブラケット装置(ブラケットを歯の表面につける治療方法)を使用します。また難易度が高い方には歯科矯正用ミニスクリューを用いることがあります。上顎前突症で小児から矯正歯科治療を開始され方は一期治療に続き二期治療が必要になることが多いです。一期治療とは乳歯の残っている時期の治療を言います。二期治療は永久歯に生え変わった段階からの治療を言います。

診断名:上顎前突症
治療開始年齢:19歳5ヵ月
使用した装置名:マルチブラケット装置(ラビアル歯の表からの治療)
抜歯:上下両側第一小臼歯
治療期間:2年1ヵ月
費用の目安:75万
リスクおよび副作用
抜歯をして歯を移動すると歯の根の先が吸収することがあります。多くの方は生活に支障はありません。口元が引っ込みますが同時に唇の形にも変化が起きます。多くの方が唇が薄くなります。また生まれながら唇の厚い方はそれを考慮して矯正治療計画を立てます。